保本登は、幕府の御番医になるため、三年の長崎遊学を終えて江戸に戻ったものの、配置されたのは、貧しく重い病に苦しむ患者たちが集まる小石川養生所だった。所長の“赤ひげ”の下で働くことになった保本は、ことあるごとに赤ひげに反発する。だが、死を目前にした患者を前に「現在我々に出来ることは貧困と無知に対する戦いだ。それによって医術の不足を補う他はない」と語る赤ひげに畏敬の念を抱き始める―。 [公開日] 1965-04-03
[受賞] ｳﾞｪﾈﾁｱ映画祭男優賞=三船敏郎
[監督] 黒澤明
[脚本] 菊島隆三/井手雅人/小国英雄/黒澤明[原作]山本周五郎
[撮影] 中井朝一/斎藤孝雄
[音楽] 佐藤勝
[出演] 三船敏郎/加山雄三/土屋嘉男/江原達怡/三戸部スエ/七尾伶子/野村昭子/辻伊万里/小川安三/団令子/香川京子/藤原釜足/根岸明美/山崎努/桑野みゆき/内藤洋子/三津田健/風見章子/西村晃/志村喬/常田富士男/笠智衆/田中絹代/杉村春子/菅井きん/二木てるみ/沢村いき雄/佐田豊/左卜全
[製作年] 1965
[製作国] 日本
[上映時間] 185
[配給会社] 東宝